半年前より、準備してまいりました
オンデマンド印刷機を用いたフルカラー印刷製品の発売も大詰め!
フルカラー印刷(写真印刷)が
ビニールにプリントできることは、
概ねわかっていただいたと思います。
次に考えるべき内容は、やっぱりコスト!
どうすればコストを下げられるのか?をご説明いたします!
価格は注文数とインク使用量で大きく変わります。
オンデマンド印刷入り製品価格は、
- 注文数
- インク使用量
の2つによって大きく変動することです。
もちろんこの他にも、
ケースサイズが大きくなれば価格はUPしますし、
高い資材(例:高い生地)を使えばこれもまた価格はUPします。
しかし、ケースサイズが同じで
使用する資材も同じ(カスタマイズ内容が同じ)場合は、上記2つで価格は大きく変わります。
では、詳しく見ていきましょう!
注文数
注文数は増えれば増えるほど安くなります!
当社製品は、既製品ではなく受注生産品なので、
ご注文を受けてから生産致します。
1つの注文に対しての諸費用は、
500枚でも5,000枚でもそんなに変わりません。
よって、注文数は増えれば増えるほど安くなります。
もちろん限界はありますが…。
インク使用量
オンデマンド印刷の場合、
印刷コストは刷る時間とインク代で決まります。
パソコン等で印刷データを送るだけなので、
同じ大きさの印刷なら、刷る時間はほぼ変わりません。
つまり、「インク代=インク使用量」と考えると、インク使用量をいかに抑えるかが低コストになる鍵だと言えます!
印刷の大きさでは、ないんですよ!
もちろん、印刷の大きさを小さくすれば、
インク使用量も減り、安くなります。
でも、それではケースの価値は上がりません。
やはり、大きく刷って安くしたい!
では、どうしたらいいんでしょう。
具体的に、見ていきましょう。
まず、印刷するケースの共通規格は、下の表です。
タイプ | チャック付きケース(Hタイプ) |
素材 | 塩化ビニール |
注文数 | 3,000枚 |
ケースサイズ | W200 × H150 mm |
印刷面積 | MW:190 × MH:127 mm |
生地 | 正面生地:0.3mm・透明 背面生地:0.3mm・梨地 |
校正代別途 | 1万5千円程度 |
(※印刷面積は、このケースサイズで刷れる最大面積)
変わるのは、印刷面積ではなくインク使用量だけです!
A.インク使用量が多い場合
ゴージャスなプリントを施しました。
白引き有り
参考価格:@98円
B.インク使用量が中くらいの場合
中身の見える透明性を活かした可愛らしいデザインのプリントを施しました。
A.よりインク使用量が少ないのは、明らかですね。
白引き有り
参考価格:@79円
C.インク使用量が中くらいで白引き無しの場合
B.と同じプリントですが、白引き無しです。
(画像ではわかりませんが、印刷が透けています。)
白引きが無い分、B.よりインク使用量は少ないです。
白引き無し
参考価格:@75円
上記でわかるように、
同じ注文数・同じケースサイズ・同じ印刷面積でも製品単価が違います。
つまり、インク使用量により価格が左右されるんです。
上記の内容を参考にして、
インク使用量の少ない上質なデザインで、
ケースやポーチを作ることをおすすめします。
ビニールの特徴を活かした優れたデザインをするために、下記の記事を一読していただければ幸いです。
以上、「フルカラー印刷~価格は注文数とインク使用量できまる~!」は終わりです。