ビニールにプリントする上で知っておくべき2つのこと。

ビニールに印刷
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ビニールにプリントする上で、
紙に比べて色々違いがあります。

ビニールを紙と同じように
プリントできると思っていると
思わぬトラブルに巻き込まれるやもしれません。

以下の内容をお読みになられて少しでもお役に立てれば幸いです。

ビニールは透明なので白引きがデザイン性UPの鍵

プリントをするとき印刷物の色(下地の色)をあまり考えないと思います。
これは普段白色の紙に印刷することが当たり前だからです。

だけど、みなさん無意識に下地の色を考えて印刷をしています。
だって、赤色の紙に赤色の印刷はしませんよね。

このように、印刷には下地の色は非常に重要なんです!

では、ビニールのように下地が透明の場合はどうなるでしょう?

これにはインクの遮蔽力(光を通さない力)を考える必要があります。

例えば、光をあまり通さない黒色は、
透明素材に塗っても黒色に見えますが
遮蔽力の弱い青色を透明素材に塗れば水色っぽく見えます。

これでは優れたデザインを考えてもイメージ通りに印刷されませんよね。

この問題を解決するには、もうお分かりだと思いますが
白色を最初に印刷し、下地を白色に変えてから印刷すればいいんです。

これを白引き(しろびき)といいます。

白引きイメージ

白引きイメージ

もちろん、白引き無しの印刷を好む方もおられますので、
白以外のフィルムに印刷する場合は、白引きが必要かそうでないかを伝える必要があります。

白引きが必要な場合は、
当然刷り色が1色プラスされることになりますので、
印刷コストはUPしますがそれに見合う評価を得れるはずです。

クリスマスチャック付きビニールケース

白引き有印刷製品

余談ですが…
白色のビニールに印刷すれば安くなるんじゃないの?

結論から申し上げると、
安くなる可能性は十分ありますが絶対安くなるとは言えません。

また、ビニールのプロである筆者から言わせてもらえば、

ビニールの最大の売りは、
布や紙ではほぼできない透明で中身が見えるところなのに、
透明性を無くしてしまうなんてもったいない!ですよ。

楽しくふれあえるチャクパクランド

透明を活かしたデザイン

塩ビの透明を残した(中身が見える)デザインにすることにより、紙や布では出せない特徴が出せ、他との差別化ができると思いますよ。

 


 

ビニールは柔らかく収縮性が高いことを考えてデザインしよう!

当社で使用される軟質ビニールは
紙やポリプロピレン(pp)に比べ柔らかく収縮性が高い素材です。

印刷物が柔らかく収縮性が高いと以下の問題が起こります。

収縮性が高いと…

収縮性が高いと、多色プリントをする際どうしても位置ズレをおこしてしまいます。

柔らかいと…

圧力が必須の印刷方法では、
柔らかさゆえにエッジが食い込み細かなデザインを綺麗に表現するのが難しくなります

“問題が起こる” => “印刷が難しい” => “印刷コストが上がる”となります。
では、どうすればいいのかと言うと、

素材の特性を理解した上でデザイン設計の段階から印刷方法に適したデザインをする。

ことが重要になります。

とはいえ、
色々ある印刷方法を全て熟知するのは難しいので、
重要なポイントだけをご説明します。

印刷位置ズレ対策には

白引きをデザインより少し大きくするか小さくする(同じにはしない!)

印刷位置ズレ対策

印刷位置ズレ対策

対策が必要な印刷方法:
オンデマンド印刷・シルク印刷・グラビア印刷・オフセット印刷

細かなデザインを綺麗に表現するには

細かな文字やデザインの隙間を大きくとる。

細かなデザイン対策

細かなデザイン対策

対策が必要な印刷方法:
ホットスタンプ印刷・シルク印刷

ベタ面積を広くしない

ベタ面積が広いとピンホールやインクが乾ききらないなど、多くのトラブルになりますのでベタ面積を小さくする

ベタ面積を広くしないデザイン

ベタ面積を広くしないデザイン

対策が必要な印刷方法:全ての印刷

上記のポイントを理解してデザインすれば、
イメージ通りの印刷が可能になると思いますよ。


以上、「ビニールにプリントする上で知っておくべき2つのこと。」は終わりです。

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